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第5回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2024.03.29

第5回バッジテスト報告

2024年3月28日(木)
・天候 くもり
・使用コース みつまたエリア サンシャインコース
・雪質 湿雪
・検定員 粟野(主任)、板倉、鮎川

〈1級合格者 17名/26名〉
〈2級合格者 12名/22名〉
〈3級合格者 1名/1名〉

◯総評

【1級】
〈大回り〉
大回りは、ターン後半の山回りのスキーの動きを評価技術としました。
スキーの切れがある方は、大きく深回りのターン弧を描けており、加点要素となります。
斜面を落下するエネルギーを利用できるようにするために、腕の高さをだんだんと低くしながらターンができた方は合格となります。

〈小回り〉
ターン後半のエッジングポジションの精度が加点要素となります。
このポジションを作りやすくするポイントは、ストックの活用です。いつでも突ける腕の構えによって連続ターンが可能となります。
また、目線を落下方向に定めて、積極的にスキーを縦向きにする上体の先行動作が評価となります。

〈総合滑降〉
ターン数が7〜8ターン程度の距離設定の中で、ターン構成のイメージが重要な評価ポイントになります。
3〜5ターンあたりでリズム変化を可能とするライン取りがカギとなります。
このライン取りによってターンサイズの変化がはっきり見られた方は自由自在なスキースキルがあるとみなし、評価となります。

〈不整地小回り〉
20ターンの設定にしました。
連続性の高い滑りが評価対象となり、コブの外壁を利用した「足場づくり」が連続性を高める課題となります。
またストックを活用した切り替えのタイミング取りを積極的に行えた方は加点となります。

【2級】
〈大回り〉
回転方向に目線を向けてスムースに斜面移動できる方が加点対象となります。
スキー板の向きを変えることは、斜面を滑り降りながら移動することです。
できるだけ滑走性のあるターン弧を描くことを評価しました。

〈小回り〉
ワンターンの落差(斜面を落ちる距離)を取りながらエッジングできることが大切です。
ターンの終了時にパラレルスタンスになっていることが評価となります。

〈シュテムターン〉
シュテム動作(スキーを開きだす)のタイミングはターン始動時になります。
ややプルークスタンスでターンの方向性を定めて滑走していくことで山回りが描け、スピードコントロールも可能となります。
どんな雪質でも中・急斜面でも攻略できることを想定した技法を評価します。

以上