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第4回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2024.03.12

第4回バッジテスト報告

・2024年3月10日(日)
・天候 曇り時々雪
・バッジテストコース みつまたエリア サンシャインゲレンデ
※前日からの降雪により、雪質は良いものの、コース内の両サイドには吹き溜まりがあり、軟雪のナチュラルバーンとなりました。視界は良好でした。
・検定員 峯嵜(主任)、林、三品

<1級合格者>9名/25名
<2級合格者>14名/31名

○総評
雪面が柔らかい状況のため、ポジショニングが上手くいかずターンバランスを崩してしまう方々もいました。
また、良い滑りをしていても吹き溜まりに足を取られてターンミスをしてしまったり、転倒される方もおられました。

この柔らかい雪面状況で、しっかりと足場を作って外スキー主体で積極的に滑られた方々が合格に繋がったのではないかと思います。

【2級】
「小回りターン」において、早い切り換えを急ぐあまり、スキーに圧をかけた状態のままリズムを作れずに抜重要素が多くなってしまう方がいらっしゃいました。また、連続ターンにならなかったり、オーバースピードとなってしまった方もおられました。

「シュテムターン」では、シュテム動作でターンのきっかけを作りますが、足場が柔らかいため足場を作れず、内スキーを引き寄せようとしてしまい、外足への荷重不足の方々は残念な結果となりました。

合格された方々は、しっかりと足場を作りターンの仕上げ・リズムもしっかりとコントロールされた方々でした。中には、1級のレベルで滑られた方もいらっしゃいました。

合格点に達するためには各種目のテクニックだけではなく、雪質や斜面状況(斜度・雪質等)を見極めながら滑る練習と、特に『目線』は大切です。次の方向へターンをしていくためには、『目線』で先行して先の情報を入れる事が大切です。連続ターンを『目線』で追いながら滑る練習も必要と思います。

【1級】
「総合滑降」と「小回り不整地」で明暗が分かれたようです。
他の種目では合格点に達しておられた方で、「総合滑降」でスピードを出して積極的に滑っていらっしゃいましたが、リズム変化を入れる場面で吹き溜まりに足を取られる方や、スピードだけ求めてしまい、ほぼ中ターン主体になり、外足荷重不足で単調になってしまった方もいらっしゃいました。
「総合滑降」は積極的なターンスピードも大切ですが、リズム変化の際のポジショニングが大切です。

合格された方々は、コースの中でのレイアウト(事前講習でもレクチャーしています)が斜面状況にあった積極的な滑りをされていました。

「小回り不整地」のコースは、スクールコブゾーンでした。
午前中の事前講習時より、コブの溝が深まった状況でした。
残念な方々は、深く掘れたコブにメンタルで負けてしまった方やコブの一番深い所(ボトム)までしっかりズラせずに切り換えを急ぐあまり、タイミングを外してしまい途中ではみ出て止まる方々、オーバースピードで完走できない方々、ストックワークがまだまだ身についておらずバランスを崩してしまった方々は残念な結果となりました。

合格された方々は、コブの一番深い所までしっかりズラし込み、その反動を上手く切り換えに使いなおかつ、ストックワークがしっかり使えていた点も合格された要因だと思います。

特に小学生の方でしっかりとしたストックワークを身につけている方がおられました。身長とコブの大きさに差がありましたが、余裕を持って連続して滑り降りた事は、素晴らしい結果に繋がったと思います。

ストックはどの種目に関しても、バランスの助けになりますし、リズムメイクのきっかけに繋がります。

 

以上