第3回バッジテスト報告
・2024年2月18日(日)
・天候 晴れ
・バッジテストコース みつまたエリア サンシャインゲレンデ
※朝の冷え込みから、気温上昇とともに3月下旬から4月上旬の陽気となり、バーンはあまり荒れませんでしたが雪質が春雪の状況でした。
例年より積雪が少ないために実際の地形通りの斜面となっており、ゴール付近の片斜面をどのようにコーディネートするかも一つの観点でした。
・検定員 峯嵜(主任検定員)、中井、松井
<1級合格者>12名/31名
<2級合格者>11名/23名
○総評
【2級】
春雪に近い雪質で回しにくい状況の中、しっかりと足場を作る事ができて、ターン後半のコントロールも上手くいった方々が合格となりました。
特に、シュテムターンに関しては、次の外スキーをシュテム操作で捉えて雪面から来る抵抗を押し返すように捉え続け、そのままターンコントロールできた方々は、他の種目においても連続したターンコントロールが上手くできていました。
残念だった方々は、回しにくい中切り換えを焦り、急激な方向変換をしたために滑らかな連続ターンとならなかったようでした。
【1級】
大回り・小回りターンに関しては、外スキー主体でターンコントロールできた方々が合格点に達していました。トップ合格の方は、斜度・雪質に負けず積極的な運動で素晴らしい滑りでした。
残念だった方々は、回しにくい状況と柔らかい雪質の中で、強いエッジングによりスキーがたわみ過ぎて、身体が残されて荷重が後手後手になり、スキーに乗って行くのが精一杯の方々がいらっしゃいました。
特に総合滑降フリーに関しては、リズム変換の際に上への抜重が多く出てしまい、後半の片斜面の斜度変化に対応できず、仕上げの処理が上手くできない方々が見受けられました。
不整地小回りターンでは、午前の事前講習の時よりもコブの溝が深くなり、一個一個のコブに対してのコントロールを意識するあまりポジショニングが疎かになってしまい、スキーをずらし込んでいく場所にタイミングが合わず、完走するのが精一杯の方々、ラインからはみ出て停止あるいは転倒の方もおられました。コブの形に対応できず、慌てた方々が目立ちました。
1級では連続ターンでの斜面状況の観察(片斜面・斜度変化)、次のターンへの予知する視線の置き方、特に小回りや不整地での小回りではストックワークをしっかり身につけることが大切と実感しました。ストックをしっかり突く事の重要性はリズムメイクや切り換えの際にバランスを取れますし、両ストックをしっかり構えることで左右のターンバランスも良くなります。整地での優しい斜面で丁寧にターンに合わせてストックを突く練習も取り入れてみてください。
まだシーズンも続きます。
我々スクールも皆様のレベルアップをお手伝いして参ります。
お待ちしております。