★検定日2025年4月6日(日)
★天候 晴れ
★検定バーン
・みつまたサンシャインコース
・みつまたファミリーコース スクール専用バーン(1級不整地小回り)
★バーンコンディション
・ザラメ状の湿雪
★合格者数/受験者数
1級 15名/48名(合格率31.3%)
2級 11名/22名(合格率50.0%)
3級 1名/ 1名(合格率100%)
4級 2名/ 2名(合格率100%)
5級 1名/ 1名(合格率100%)
★検定員
鮎川(1級・主任)、並木(1級)
斎藤(2級・主任)、林(2級)
※今年度からSAJ検定規約が変更になり、所定の資格を満たす検定員2名で検定会を開催することが出来る様になりました。本バッジテストは有効に開催されました事を報告いたします。
三品(3級・4級・5級)
★スタート係
渡部、松井
★コース係
中井
★総論
1級、2級を問わず、多くの方が春特有の湿雪に苦戦されていました。
ターン中に生じる斜度変化や、遠心力に対してバランスを保つ為にセンターポジションをキープすることが重要です。
今回のバッジテストでは、センターポジションがキープ出来なかった方や外足への荷重動作が不足している方はやや厳しい評価となりました。
また、脚部主体のエッジングが的確に出来ている方には高い評価をつけさせて頂きました。
湿雪と言う厳しい条件下で、普段の実力を十分に発揮出来なかったバッジテストだったかとは思いますが、この時期はご自身のポジショニングや様々な課題に向き合う絶好の機会です。
春特有の雪質で訓練を重ねる事でご自身の弱点を克服してください。
かぐらスキー場は5月18日(日)まで皆様をお迎えいたします。
【1級】
●パラレルターン・小回り 不整地含むナチュラル (1級)
前回(第5回)バッジテストと同じく、斜度変化を含むバーン設定となりました。
斜度が変化する箇所で重心を下方向に落下させることが出来ず、バランスを崩したりスピードコントロールが出来なかった方が少なからずいらっしゃいました。
スキッディングとカービングのコントロールを状況に合わせて駆使し、斜面変化に瞬時に対応するスキルを目標にしましょう。
種目合格率47.9%
●パラレルターン・大回り(1級)
この種目は、スピードや斜面などあらゆる状況に対応できる実践的なパラレルターンを目標とします。
スピードとターン弧をコントロールするためには、舵取りでターン姿勢を維持することが重要です。
今回のバッジテストでは、柔らかい雪のため足場を作ることが難しくターン姿勢の維持が課題となりました。
外足にしっかりと荷重を行い、雪面抵抗と釣り合いの取れた運動動作を表現出来ていた方には高い評価を出すことができました。
種目合格率56.3%
●ベーシックパラレルターン・小回り(1級)
「一定のスピードの中で安定したターン弧を描く」事を目的とします。
適切なエッジングとズレ幅を調整しながら安定した連続ターンを表現出来た方は合格点を獲得されました。
逆にターン後半に適切なポジションを取る事ができず、ターンが大きくなる、シュテム操作、内傾、ローテーションなどのエラー動作が目立った方は減点の評価となりました。
種目合格率56.3%
●総合滑降(1級)
全4種目の中で最も種目合格率が低い結果となりました。
良好なバーンコンディションでは出来ている操作も、今回の様な湿雪では適切なポジションをとれず、軸を倒す事でターンを開始する方やシュテム操作、オーバースピードなど様々なエラー動作が見られました。
エラー動作(現象)はポジショニングの誤りに起因すると言えます。
エラー動作の「現象」には必ず「原因」が存在します。当スキースクールは、皆様の課題を一緒になって解決して行きたいと思います。
課題解決にスクールをご活用ください。
種目合格率45.8%
【2級】
●パラレルターン大回り(2級)
スピードに乗り、コース幅の半分以上を使用しパラレルスタンスを保って滑れた方は高評価でした。
●パラレルターン小回り(2級)
左右均等なターン弧でリズムよく滑れた方は高評価でした。
ターンの切り換えでシュテム動作が大きくでる方は厳しい評価となりました。
●シュテムターン(2級)
ターンの切り換えで谷足に乗り、山スキーをプルーク形状に開きだし、その外スキーで雪面からの圧力を早めにもらい滑れた方は高評価でした。
次回バッジテストは4月20日(日)に開催予定です。前日の19日(土)には1級・2級攻略レッスンを実施いたしますので、ぜひご利用くださいませ。