2025年度 第5回バッジテスト報告
★検定日2025年3月27日(木)
★天候 晴れ
★検定バーン
・みつまたサンシャインコース
・みつまたファミリーコース スクール専用バーン(1級不整地小回り)
★バーンコンディション
・ザラメ状の湿雪
・不整地小回りは表面の雪が除雪されて硬い下地が出た状態
★合格者数/受験者数
1級 9名/24名(合格率37.5%)
2級 11名/21名(合格率52.4%)
3級 2名/ 3名(合格率66.7%)
★検定員
鮎川(主任)、斎藤、三品
★スタート係
渡部
★総論
ポジショニング・荷重動作・エッジングの<3つの基本動作>をベースに推進・制御のスピードコントロール、実践的なターンコントロールの習熟度を着眼点といたしました。
今回、特に感じた事として、エッジング(角付け)が不足してスキーのサイドカーブにたよったターンになってしまう方が多く目につきました。
また、落下して行くスキーに身体の重心を谷方向に落とす事が出来ず、ターン後半に重心が山側に残ってしまう方、体軸を内側に倒す事でターンを開始する方が多くいらっしゃいました。
これらの「現象」はスキーの横ズレを制御することが出来ず、ターン弧とスピードのコントロールが出来ない結果になります。
「現象」には必ず「原因」があります。当スクールでは、ご自身のエラーの原因を一緒になって考えて行きたいと思います。
課題解決の為にスクールをご活用下さい。
【1級】
●パラレルターン・大回り
この種目は、スピードや斜面などあらゆる状況に対応できる実践的なパラレルターンを目標とします。
その為には、身体を谷方向に落下させる結果として初期の「角付け」を行ない、ここで獲得した角付けを緩める事なくターン後半の舵取りに移行して行くプロセスの理解が必要になります。
こうした運動動作を表現出来ていた方には高い評価を出すことができました。
●ベーシックパラレルターン・小回り
「一定のスピードの中で安定したターン弧を描く」事を目的とします。
適切なエッジングとズレ幅を調整しながら安定した連続ターンを表現出来た方は合格点を獲得されました。
また上体の動きを制御して前傾角度を維持しながら脚部主体の運動を表現出来ていた方は加点の対象でした
逆にターン後半に適切なポジションを取る事ができず、ターンが大きくなる、シュテム操作、内傾、ローテーションなどのエラー動作が目立った方は減点の評価となりました。
●総合滑降(1級)
大回りをベースにリズム変化やラインチェンジを行なうことによって、検定コートを自由自在に演技する表現力を養いましょう。
実際のゲレンデでは一定の条件が続くことはほとんどなく、自然の地形によって斜面が常に変化します。自らの危険の回避や、他のスキーヤー、スノーボーダーとの衝突を避けるためにも、さまざまな状況変化に対応できる自在なスキーコントロール能力を習得しましょう。
●パラレルターン・小回り 不整地含むナチュラル (1級)
斜度変化を含み難易度の高いバーン設定となりましたが、多くの方がこの斜面を見事に攻略されていました。
スキーと一緒に身体を落下させてターンを描いている滑りには加点の対象とさせて頂きました。
【2級】
●ベーシックパラレルターン・大回り
パラレルスタンスでスピード、 リズム、 タイミングよくコントロールしながらターンを描けた方は合格点を獲得されました。
一方でターン前半でのシュテム操作や、軸を倒す事でターンを始動していた方は減点の評価となりました。
●ベーシックパラレルターン・小回り
パラレルスタンスでストックワークを活用しながら積極的な重心移動を行い、一定のスピードでターン弧を描けた方は合格となりました。
脚部主体のストレッチングで的確にポジションを入れかえるターンを表現できた方は加点の対象でした。
●シュテムターン
ハの字に足を開いて、しっかりと雪面を捉えて、外足に乗ってターンができた方は合格点を出しました。
一方で、足場をしっかりと作れずに内倒しながら回っていく方は残念な結果となってしまいました。
次回バッジテストは4月6日(日)に開催予定です。前日の5日(土)には1級・2級攻略レッスンを実施いたしますので、ぜひご利用くださいませ。