湯沢町かぐら・みつまた 基礎レッスンから資格取得まで かぐらスキースクール

第8回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2023.04.24

4月23日(日)
第8回バッジテストを開催いたしました。

☆検定バーン
・かぐらジャイアントコース(1、2級)
・かぐらテクニカルコース(1級不整地小回り)

☆受検者数・合格者数
1級 34名受検・11名合格
2級 24名受検・15名合格

受検者の皆様、ご参加ありがとうございました。快晴に恵まれた日曜日でした。コースの圧雪も二日間連続で行われたため、午前中はとても良い条件でしたが、今の時期はどうしても雪が緩み、午後には少し荒れたバーンとなりました。このような中でバランスを崩さず滑っていくためには、しっかりとした外足荷重と板を横方向ではなく進行方向に動かしていく運動が必要かと思います。

【1級講評】

・不整地小回り
今回は1級と2級を分けて実施しましたので、時間調整も考慮し、1級は不整地小回りから開始させていただきました。午後のまだ荒れていないコブ斜面だったため、比較的滑りやすかったのではないかと思います。コブ斜面では常に板を雪面に押し付け、しっかりとしたコントロールをすることが大切です。コブの出口の盛り上がったところではじかれず、その場所をしっかりと抑えながら乗り越え、切り換えを行いながら重心を谷に落としていくターンをされていた方は加点となりました。

・大回りと総合滑降
少々荒れた斜面でも、しっかりとした外足荷重で運動を止めず、落下のエネルギーをうまく使ったターンができるかどうかは、1級合格の大きな目安になると思います。このためには、切り換えで重心を積極的に谷に落とし、両エッジの切り換えを行いながら、体の重さ(自重)をのせて外足を踏みつけようとする動きが必要だと思います。これらの操作がしっかり出来た上に、板を適度に走らせ丸い円弧を描くとともに、強いエッジングでカービングの推進操作ができた方は加点とさせていただきました。斜面の凹凸が激しかったためか、特に右ターンで中に倒れ、左外脚が踏めずに軽くなった方が多く見受けられ、合格点にとどかなかったのは残念でした。

☆小回り
荒れたバーンだったため、盛り上がったところに乗り上げて後傾になり、スピードのコントロールが出来なかった方もおられました。ターンの始動ポジションを常にキープしようとする強い意識が必要ですし、そのためにはターン後半の谷脚荷重をしっかりと行うことが必要だと思われました。どのような斜面状態でも、運動を続けられる重心位置の見直しが必要ですし、これこそが1級にふさわしい滑りだと思います。
次のステージへでの皆様の御活躍を期待しております。

主任検定員 中井
検定員 鮎川
検定員 三品

【2級講評】

荒れたバーンで2級受検の方には大変なコンディションだったと思います。
そのような中でも外スキーに重さを乗せてしっかりとスピードコントロールを行い、安定して滑れていた方は合格点となりました。

・シュテムターン
開き出しが大き過ぎて外足荷重が十分にできていない方、またターン弧のコントロールが不十分で、運動のリズムが安定していない方が目立ちました。

・大回り
ターン始動からすぐに板を横に振ってしまい雪の抵抗が大きくなり過ぎてバランスを崩す方、スキーの角付けだけでターンをしている方が目立ちました。

・小回り
スキーの方向だけを変えて重さが乗らず、スピードがどんどんと加速してしまう方が目立ちました。
ターン前半からしっかりと外足に重みを乗せてスキー操作を行い、スピードコントロールをしましょう。

主任検定員 花岡
検定員 松井
検定員 林