湯沢町かぐら・みつまた 基礎レッスンから資格取得まで かぐらスキースクール

第7回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2022.04.22

4月10日(日)、バッジテストを開催いたしました。

○天候
晴れ

○検定バーン
・かぐらエリアジャイアントコース
・かぐらエリアテクニカルコーススクール専用コブライン(1級不整地小回り)

○受検者数・合格者数
1級 25名受検・12名合格
2級 19名受検・8名合格

天候は良かったのですが、気温が15℃に達し、ザラメ雪が更に
ザブザブ状態に変化、かなり重い雪となり、滑走ラインでバーンも荒れる、厳しいゲレンデ状況での検定となりました。
難しいゲレンデコンディションにおいて、「ジャッジの観点」は、1級、2級共に「ターンポジション・足場作り」に焦点を絞り、「運動のリズム良い流れ」と谷側方向に積極的な「切換え動作」を行おうとする意識が滑りに表現されているか?が合否の決め手になりました。
※事前講習会、検定前にも滑りのポイントとしてお伝えしました。

○1級総評
「大回り」
急斜面で、狭いバーン設定において、深いターン弧で滑りを繋いできた方は加点。
ターン始動期に、重心を谷方向に移動する運動によってスキーを踏みつけるポジションがターンを描く為のポイントになります。

「総合滑降」
中斜面の斜面変化のあるバーン設定で、斜面変化の場所で、ターンリズムを変えて、ゴールまで失速せずに滑走した方は加点。
不整地状態でのバーンで、皆さん全体にライン変更を積極的に行いながら上手く滑れていた種目でした。

「小回り」
斜面落下エネルギーを利用したエッジング(ターンポジション)が見られ、ストックを活用した小回りのリズムを連続した方は加点。
ややバランスを崩しながらもパラレルスタンスを限りなく維持した滑りが、高い評価となりました。

「不整地小回り」
2つのラインコブをチョイスして頂く設定にさせて頂きました。
1つは、溝が深くひとコブの落差がある難しいラインで、コブからの衝撃を吸収できる姿勢、ライン取りを行って滑った方は加点となりました。
もう一つは、リズムが取りやすいコブの中で、安定したスタンス、ストックを活用した上体の安定感が見られた方は加点。双方に流れを止めない滑りが評価されました。

○2級総評

「シュテムターン」
急斜面においてのシュテム動作は、山スキーをリフト(持ち上げる動作)して行う方が、ターン始動期の足場作りがしやすく、その後の山回りがスムーズに移動している方は加点。
足場が出来ずに、スタンスの開閉動作になっている方は、64点となりました。

「大回り」
重いザラメ雪の中で、出来るだけ「パラレルスタンス」をキープし、ターン始動期の体制作りを谷側(落下方向)に運動した方は加点。
ターンポジション、切換え運動のリズムが途切れない滑りが評価基準になりました。

「小回り」
斜面落下方向(フォールライン)に向けて、スキーを縦方向にしながらターンをされてきた方は加点。
スキーをスピンさせる意識ではなく、膝の柔軟性を出しながら、足場作りを試みる滑りが評価されました。

検定員
粟野
峯嵜
鮎川