湯沢町かぐら・みつまた 基礎レッスンから資格取得まで かぐらスキースクール

第3回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2023.02.22

2月19日(日)
第2回バッジテストを開催いたしました。

☆検定バーン
みつまたサンシャインゲレンデ(第2ロマンスリフト斜面)

☆受検者数・合格者数
1級  12名受検・6名合格
2級  16名受検・7名合格

☆バーンコンディション
天候は雨、湿雪で滑りにくい状況。

 ☆2級総評
○シュテムターン
荒れたバーン状況の中で、シュテム動作を行わなければならないということに集中しすぎたせいか、従来のスキーの方向を積極的に変えてターンコントロールをしながらの連続ターンが出来ず、斜度にしっかりと立ちながらコントロールした連続ターンが出来なかった方が多かったように思います。
シュテム動作の本質(次の外スキーでターンする始動していくための動作)は、新たなターン始動の際(ターン前半)にシュテム動作で次の外スキーの足場を作ることを積極的に立ち上がりながら行いターン始動すること。 そうする事でターンコントロールしていく事が大切になっていきます。 この動作が滑らかになって行く事が、一つ上のパラレルターンへとつながります。
○パラレルターン(大回り・小回り)
滑り降りる斜面に積極的に立ち上がりながらターンコントロールが出来ていたようです。 中でも、レース経験のJr.レーサーは、積極的な落差を稼いで素晴らしい小回りターンでした。 残念ながら合格に達しなかった方は、切り換えで動きが止まり、足場のないまま滑り降りた形になりました。

☆1級総評
『積極的にパラレルスタンスをキープして切り換える』が観点になります。
○大回り・小回り
左右のターン中盤に差し掛かる場所が荒れている状況でした。 合格された方は、外スキーを主体にしっかりとした足場を作り安定のある連続ターンでした。 残念だった方は、その場面でターンバランスを崩してしまったようです。
○総合滑降
『ターンサイズのリズムチェンジを積極的自由に出来る能力があるか?』が観点です。 大きいターンサイズから、小さいターンサイズへ変換する際に、滑走性を活かしたスムーズなリズムチェンジと安定したターンバランスを駆使した滑りをされた方々が合格点に達したと思います。 先を見る視線の先行が、積極的かつ、強い滑りになっていくと思います。 ターンサイズのコーディネートは良かったのですが、丁寧に滑り過ぎてターンスピード・強さが足りない方は、非常に残念でした。
○不整地小回り
天候不良を想定してショートポールを設置したままの状況で行いました。 リズムの目安が分かりやすいため、技術力の観点は厳しめになりました。 合格された方々は、コブのピッチに合わせて積極的に滑って来られました。 残念だった方々は、守りに入りすぎて積極的にズラしながらターンをするという余裕がなく、外スキーのみ脚を伸ばしコブの溝に合わず、シュテム動作が出てしまいリズム良く滑りきれなかったようです。 色々なタイミング・色々なターンサイズ・色々な斜度を経験しながら反復練習をしていきましょう。

主任検定員 峯嵜
検定員 鮎川
検定員 松井