湯沢町かぐら・みつまた 基礎レッスンから資格取得まで かぐらスキースクール

第10回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2021.04.27

4月25日(日)第10回バッジテストを開催いたしました。

参加された受検者の皆様にはご自身の感染対策をしていただき、ありがとうございました。
合格された方々おめでとうございました。残念だった方々、またしっかり反復してチャレンジしましょう。
今回も1級・2級同時進行で開催いたしました。

☆天候
曇り(検定中・視界良好)
☆検定バーン
・ジャイアントコース(整地種目)
・テクニカルコーススクール専用コブコース(1級不整地小回り)

☆受検者数・合格者数
1級 23名受検・10名合格
2級 10名受検・ 9名合格

【1級講評】

●1級の着眼点
・全ての種目において
○パラレル操作による切り換え
○積極的なターン始動
○左右のターンサイズコントロール
○斜度変化対応力(安定したターンポジション)
○カービングスキーのたわみを利用した回転力
・小回り(不整地を含む)に関して
○上体の安定感を引き出すストックワーク

●総評
悪雪の中合否の分かれ目は、積極的な切り換え~ターン前半において、ターンポジションをセットして、スキーのたわみを生かし回転力を引き出し連続ターン・ターンサイズのコントロールを積極的に行えているかどうかです。

残念だった方々は、スキーに乗る意識が強すぎて、スキーに働きかける運動要素が見られなかったと思います。
悪雪に対して、しっかり角付けをしていかない限り、滑走性を引き出す運動要素(スキーをたわませる動作)が出て来ません。
滑走性に欠けた滑り(詰まってしまった滑り)、スキーを積極的に落とせず、身体だけが残り後傾ポジションになった方々、バランスを崩した方々が多かったです(パラレルターン大回り・総合滑降フリー)。

パラレルターン小回り・不整地小回りにおいても、リズム取りの意識が強すぎて、スキーをたわませる動きより、左右の連続ターンを急ぎすぎ、外スキー荷重不足により、パラレルスタンスでのターンの仕上げが甘くプルークスタンスの方々、ターン後半のストップ動作が多く見られました。
不整地小回りにおいても、コブのラインに合わせようとして、ずらしながらの荷重が出来ず、後手後手になってしまい上手く完走出来なかった方々は、残念な結果となりました。

合格された方々は、悪雪という条件下でも自らしっかりスキーに働きかけてターンコントロール、ターンサイズコントロール等しっかりスキーコントロールが出来ていたと思います。

合格なさった方々も残念だった方々も、色々な斜面・雪質等
どんな条件下でもきっちり・積極的に連続ターンが出来るように練習しましょう。

主任検定員 峯嵜
検定員 松井
検定員 板倉

【2級講評】

●2級の着眼点
・基礎パラレルターン大回り
切り替えで重心位置を一度前に出し、斜面垂直を意識し、ターン前半から外足を踏みつけようとしているか、ターン後半での谷足荷重がしっかり出来ているか。

・シュテムターン
ターン前半での山足の開き出しにより、雪面から受ける抵抗を押し返してターンをする動きがしっかり出来ているか。ターン中盤から後半にかけて外足の踏みしめと谷足荷重により自然と内足がパラレル状態に戻っているか。

・基礎パラレルターン小回り
目線をフォールラインに向け続け、ターン後半にしっかりと谷足で踏みしめスピードをコントロールし、重心位置を谷側に落としながら次のターンへ、リズミカルに滑る事が出来たか。

●総評
全ての種目でスピードよりもコントロールされた回転弧で滑られていたかを見させて頂きました。上記の操作がしっかり出来た上に、強いエッジングでカービングの推進操作ができた方は加点とさせていただきました。ターン中盤や後半で、ターン内側に体が倒れたり、山に倒れたりすると、前半からのとらえができなくなります。特に今回はシュテムターンでポジションが後ろとなり最後まで足が閉じない方もおられました。春で雪面も難しくなっています。ポジションの練習をしっかりやってください。

主任検定員 中井
検定員 林
検定員 中川

当スクールではスタッフ一同感染対策も万全の体制で皆様をお迎えしております。
レッスンメニューもたくさんご用意しております。
特化した特別レッスンやコブレッスン等、どのレッスンに入っても、全ての種目に生かせる内容となっております。
春の悪雪は、自覚症状がはっきりわかる、いわばテーマを持って滑るには、最高の雪質です。
次の目標を目指す方、リベンジされたい方、今後も皆様のスキー上達に役立つ内容を整えて参ります。

なお、次回のバッジテストは5月5日(水)です。前日4日(火)はバッジテスト攻略レッスンを開催いたします。
いよいよ今シーズン最終回となります。皆様のチャレンジをお待ちしております!