湯沢町かぐら・みつまた 基礎レッスンから資格取得まで かぐらスキースクール

第8回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2024.04.22

2024年4月21日(日)
○天候 くもり時々晴れ
○使用コース・かぐらエリア
・ジャイアントコース
・テクニカルコース内スクール専用コブライン(1級不整地小回り)
○雪質 湿雪
○検定員
・1級/花岡(主任)、松井、林
・2級/鮎川(主任)、斎藤、三品

〈1級合格者 10名/20名〉
〈2級合格者 12名/19名〉

○バーン状況
終日薄曇り、時々晴れ間があり視界は良好。
春特有の湿雪のため硫酸アンモニウム(硫安)をコースに散布しました。

○総評
・スキーは同じ条件(雪質、天候、斜面、斜度など)を再現して滑走する事ができないスポーツです。
バーンの締まった好条件のゲレンデで練習する事だけでは外的環境の変化に対応できません。
かぐらスキー場はシーズンが長く新雪、深雪、グルーミンクバーン、不整地や春雪などあらゆる環境を提供できます。
いろいろな条件でトレーニングすることで様々な技術の「引出し」を身に付けていただく事を期待いたします。
・技術的には、ターン前半に適正なポジショニングを取れた方々、更にはそのポジショニングから重心をスムーズに斜面下方に落とせた方は良い評価を獲得できました。
反対に軸を倒したエッジングや過度の上体のローテーション、外スキーの過重不足の演技は残念な結果となりました。

【1級】

●大回り・総合滑降・小回り
午後からのテストでしたが、斜面は荒れておらず、存分に実力を発揮できていらっしゃいました。どの種目もほとんどの方が合格点に達していました。
より速いスピードの中で、あるいは、より安定したリズムで運動が表現できていた方は加点となりました。

●不整地小回り
この種目が合否の分かれ目となりました。コブでは地形に合わせて運動できているかが大切なポイントとなります。ターンを急いでしまい、切り換えるタイミングが早すぎて運動が地形に合わず、スピードコントロールができなくなる方が多く見受けられました。
コブの中のどこで何をやるのかのタイミングや、適切なポジショニングを意識してしっかりトレーニングしましょう。

【2級】

●基礎パラレルターン小回り
足場の悪いコンディションでしたが、リズミカルな連続ターンができずターン弧が大きくなってしまう方が多かったです。
原因は、前のターンの後半で身体が内側に残ってしまう事。結果として、新しいターンを開始する迄に時間がかかり適切なポジショニングが取れないことにあります。
→ターン後半に腰の下に外足がある様に練習しましょう。
●シュテムターン
シュテム動作で次のターンの外スキーを開き出した際に、制動するのではなく、シュテム動作がターン始動であり荷重をし続けながらターンを仕上げる事が大切です。
また、開き出した時の頭の位置に気を付けましょう。頭が谷側に傾き過ぎた状態で山スキーを開き出すと内倒を誘発しがちです。
→開き出し時のポジショニングを意識して練習してください。
●基礎パラレルターン大回り
湿雪のため雪面からの抵抗を受けられない為、体軸を内側に倒してターンを始動する方には良い評価をお出しすることができませんでした。
ターン始動期のボジショニングを意識して斜面下方に重心をスムーズに落とすことが大切です。
→いろいろな雪質、斜面で運動が適切に行なわれる様に練習しましょう。

○今シーズンのバッジテストは全て終了となりました。
また来シーズン、みなさまのチャレンジをお待ちしております。