4月9日(日)
SAJ公認・スクール主催 第7回バッジテストを開催いたしました。
☆バーン
・みつまたサンシャインゲレンデ
☆天候及びバーンコンデション
・晴れ
・強風のため、かぐらエリアが運休で使用できず、予定していたジャイアントコースでは実施できませんでした。やむなく みつまた第2ロマンスリフト下のサンシャインコースで実施いたしました。
・前夜からの積雪が数センチあり、時間を追うごとに悪雪となりました。
☆受検者数・合格者数
1級 41名受検・15名合格
2級 24名受検・14名合格
3級 1名受検・1名合格
☆1級総評
悪雪の中いかにスキーのたわみを生かした回転力を出すかがジャッジの観点となりました。
・パラレルターン大回り・小回り・総合滑降
合格・加点された方々は、スキーのたわみを生かした滑り、すなわちスキーの性能を生かした滑りで悪雪の吹き溜まりなどをもろともせずターンポジショニングができていました。
・パラレルターン大回り・総合滑降では、ゲレンデ下部の水の浮いてきた場面でもスキーのたわみを生かした安定かつ、ターンスピードを保ち安定した滑りをした方々が合格となりました。
大回りのターンサイズに合わせたリズムメイクができずにスキーの上のターンポジションを作るための動きの流れがない方々は、残念な評価となりました。
・不整地小回りターン
当初、スクールで作成したコブラインは、融雪と共にコブのボトムに土が出てしまい、決して滑れる状況ではなくなってしまいました。そのため、一般の方々が作成したコブ(15ターン)を使用しました。
初めて滑るコブラインでも、コブのライン取りを見極める観察力も1級のレベルとして必要です。しっかりと視野の先行動作ができた方々は、合格の評価に繋がりました。
雪質が変わっても、運動要素を自ら変えられるようにリズム・タイミングの幅を広げていくことも必要と感じました。
1級主任検定員 峯嵜
検定員 松井
検定員 鮎川
☆2級総評
・今回のバーンは春の荒れた雪でしたので、ポジションが非常に重要でした。全ての種目で外足へのしっかりとした荷重で、谷方向に落下していくことによるターンができているかという点を見させていただきました。少し後傾になり落下運動が使えなかった方は ターンしづらいように見受けられ 、ターン後半でも谷脚を踏みしめることができず、合格点に届きませんでした。
ターン中も体の動きを止めずに運動し続けてこられた方、さらに強いエッジングでカービングの推進操作ができた方は加点とさせていただきました。
・今回のバッジテストでは、皆さん小回りがうまくできたと思います。谷方向に落下しながらしっかりとした谷脚荷重でスピードをコントロールされていました。素早い切り替えで、リズムよくターンされた方は加点となりました。
・シュテムターンについては、少し大きく足を開きすぎ、運動が止まってしまつた方が多く見受けられました。しっかりとした始動ポジションをつくり、次のターン方向を素早くつかみ取り、板の踏みつけによるたわみを引き出したターンの練習にシュテムターンは良いと思います。
次のステージへでの皆様の御活躍を期待しております。
2級主任検定員 中井
検定員 花岡
検定員 中川