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第6回バッジテスト報告

メニューリスト:新着情報2024.04.03

第6回バッジテスト報告

2024年3月31日(日)
・天候 くもり
・使用コース みつまたエリア サンシャインコース
・雪質 湿雪
・検定員 峯嵜(主任)、鮎川、松井

〈1級合格者 10名/22名〉
〈2級合格者 13名/27名〉
〈3級合格者 1名/1名〉

○バーン状況
朝から濃霧が続き視界の悪い中での検定でした。
3種目までは、スタートまでなんとか見える視界でしたが、1・2級ともに最終種目では、検定員がコースの中段まで上がり、ジャッジする状況でした。
雪質は、春特有の悪雪でしたが、滑走性は良かったです。

○総評
斜度感・斜面状況が見えにくい状況の中、この状況がメンタルの積極性を阻害され守りに入ってしまい、スキーに対して荷重不足のためターンコントロールが上手くいかない方々や、従来のリズム・タイミングが斜面状況に合わせられず、ターンポジションやターンコントロールが上手くいかないままゴールした方々は、残念な結果となりました。
合格された方々は、吹き溜まりや凹凸にも負けずスキーをたわませるためのポジショニング・ターンサイズの左右のコントロールも上手かったと思います。
しっかりと足場を作って外スキー主体で積極的滑られたとジャッジしました。

○今後の課題
次の状況を踏まえて、残念だった方々も合格された方々も高みを目指すために練習課題に加えてみてください。
①目線
連続ターンにおいて、目線は大切です。
ターン中に次に滑り降りるターン方向を目で先行する事は大切です。
切り換えるタイミング・荷重のタイミングが予測しやすくなります。

②2級も1級も、基本は、ストレッチングターンです。
『伸ばし切り換え(高いポジション)〜曲げ舵取り(中間ポジション)』
スキーの向きを一気にズラしてターンコントロールするのではなく、外スキー主体でターンコントロールする事が大切です。
例えば…
シュテムターンにおいては、シュテム動作で外スキーを開き出した際に、制動(ズラしてスピードを押さえる)するのではなく、外スキーのシュテム動作(開き出し)がターン始動であり荷重をし続けながらターンを仕上げる事が大切です。

パラレルターン(大回り・小回り・不整地も含む)においては…
『切り換え』は、今までのターンのエッジを外すのが切り換えではなく、『切り換え始まり〜切り換え中〜切り換え終わり(ターン前半に差しかかる)』
この一連の流れがターンバランスを失わないコツです。しっかり切り換えてターン前半をセットすることが大切です。

上記の身体の意識付けとして、色々な斜面状況下(雪質・斜度等)で色々なタイミング・リズム・エッジグリップの強弱・ターンサイズの調整等を反復してみてください。
決まった種目練習にこだわりすぎないように、スキーに仕掛けた結果、『スキーの現象』を観察する癖をつけてみてください。
色々な動作・操作をすることで斜度感やスピード感も養えると思います。
これからの春シーズンは、悪雪になりますが、課題を反復するには良質な雪質だと思います。

以上